更新日:2025年7月20日

「やらされる勉強」から「やりたい勉強」へ

さあ、いよいよ明日から夏休みが始まります。


学校の授業がない分、自分のペースで取り組める時間がたっぷりありますね。

こんなときこそ、「やらされる勉強」ではなく、「やりたい勉強」に出会えるチャンスかもしれません。

子どもが本当に力を伸ばすときって、どんなときだと思いますか?


それは、「自分でやりたい!」と思ったときです。

誰かに言われて仕方なくやる勉強よりも、自分の中から「もっと知りたい」「できるようになりたい」と感じて動く勉強の方が、ずっとエネルギーが湧いてきます。

これを「内発的動機づけ」といいます。

有名なエピソードがあります。アメリカのケネディ大統領が宇宙開発の拠点NASAを訪れたとき、廊下でモップを持った清掃員に「あなたはどんな仕事をしているのですか?」と尋ねたところ、その人はこう答えたそうです。


「私は人類を月に送る手伝いをしています」


自分のしていることの意味を感じ、誇りを持っていたのでしょう。

勉強も同じです。「点を取るため」だけではなく、「こうなりたい」「これが好き」と思えたとき、子どもたちはぐんと成長します。

この夏、ただやらなきゃいけない勉強だけでなく、ちょっとでも「やってみたい!」と思える学びに出会えるといいですね。

考え方ひとつで、勉強の意味も楽しさも変わってきます。