更新日:2025年10月25日

テストで測れない賢さ

今日は少し、“賢さ”について考えてみたいと思います。

「ブックスマート」と「ストリートスマート」という言葉を聞いたことがありますか?


ブックスマートは、知識や理論の中で生きていくのが得意なタイプ。


一方のストリートスマートは、現場や実体験の中で生きていくのが得意なタイプのことです。

学校では、成績やテストの点数といった“再現できる力”が高く評価されがちですよね。

与えられた課題をきちんとこなせる人は、先生や周りからも信頼を集めます。


でも、社会に出ると、もう少し違う種類の賢さ――ストリートスマートが求められるようになります。

ストリートスマートな人は、専門知識をたくさん持っているわけではないけれど、


会話の中で「ああ、つまりこういうこと?」と本質をつかんだり、


とりあえずやってみて、「これ、こう使えば便利だね」とすぐに実践して成果を出したりします。


よく分かっていないようで、なぜか本質にたどり着いてしまう。


そんな瞬発力や柔軟さがある人です。

正直、私自身はどちらかというとストリートスマート寄りです。


たくさん失敗して、そのたびに学びながら、社会に出てから勉強の大切さを実感してきました。


今、学習塾を運営していますが、生徒たちには「勉強のための勉強」ではなく、


社会の中で生きていくための勉強をしてほしいと思っています。

賢さには二種類あります。


一つは知識や理論で学ぶブックスマート。


もう一つは、実社会での経験から身につくストリートスマート。


そして、その二つがあることを意識しながら学び、実践していくことが大切だと思います。

皆さんは、どちらの賢さを意識して学んでいますか?