テストで測れない賢さ
今日は少し、“賢さ”について考えてみたいと思います。
「ブックスマート」と「ストリートスマート」という言葉を聞いたことがありますか?
ブックスマートは、知識や理論の中で生きていくのが得意なタイプ。
一方のストリートスマートは、現場や実体験の中で生きていくのが得意なタイプのことです。
学校では、成績やテストの点数といった“再現できる力”が高く評価されがちですよね。
与えられた課題をきちんとこなせる人は、先生や周りからも信頼を集めます。
でも、社会に出ると、もう少し違う種類の賢さ――ストリートスマートが求められるようになります。
ストリートスマートな人は、専門知識をたくさん持っているわけではないけれど、
会話の中で「ああ、つまりこういうこと?」と本質をつかんだり、
とりあえずやってみて、「これ、こう使えば便利だね」とすぐに実践して成果を出したりします。
よく分かっていないようで、なぜか本質にたどり着いてしまう。
そんな瞬発力や柔軟さがある人です。
正直、私自身はどちらかというとストリートスマート寄りです。
たくさん失敗して、そのたびに学びながら、社会に出てから勉強の大切さを実感してきました。
今、学習塾を運営していますが、生徒たちには「勉強のための勉強」ではなく、
社会の中で生きていくための勉強をしてほしいと思っています。
賢さには二種類あります。
一つは知識や理論で学ぶブックスマート。
もう一つは、実社会での経験から身につくストリートスマート。
そして、その二つがあることを意識しながら学び、実践していくことが大切だと思います。
皆さんは、どちらの賢さを意識して学んでいますか?
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