リミッターを解除してくれる出会い
受験まで、残り72時間。
今の中学3年生との出会いは、まさに「リミッターを解除してくれる出会い」だったと感じています。
いや、正確に言えば、解除せざるを得ない出会いだったのかもしれません。
それほど彼らの姿はまっすぐで、必死で、そして強かった。
中学2年の12月頃から、今の受験生たちは本格的に勉強モードへ突入しました。
まだ1年以上あるように見えるその時期に、すでに彼らは覚悟を決め、動き始めていたのです。
その姿勢を間近で見ながら、「応援したい」ではなく、「応援しなければいけない」「この背中を本気で押さなくては」という思いが日に日に強くなっていきました。
それぞれの生徒が、それぞれの戦いをしてきました。
基準となる内申を取りにいき、取り切った生徒。
大学付属高校に合格を決めた生徒。
県立高校への想いを貫き、判定がボーダーになったり、二次選考で合格圏に入り、またボーダーに戻ったり…上がったり下がったりする判定に心を削られながらも、それでも諦めず前に進み続ける姿。
その努力を横で見ている私自身も、「寄り添う」だけでは足りませんでした。
むしろ、自分自身も追い込まなくては、走らなくてはという感覚に何度も突き動かされました。
特に受験の1ヶ月前は、本当に苦しい。生徒の苦しさを一番理解しているからこそ、こちらが弱音を吐くわけにはいきません。
だからこそ、頭の中で自分自身のリミッターを外し、全身全霊で向き合いました。
受験前の1か月は、本当に伸びます。
だからこそ、こちらの限界を突破する必要がある。
その感覚を、今年ほど痛感した年はありません。
そして今、受験まで残り72時間。
ここまで来られたのは、生徒たちが自分の限界に挑戦する姿を見せ続けてくれたからです。彼らの成長に寄り添いながら、同時に自分自身の成長にもつながるーーそんな出会いに恵まれたことを心から幸せに思います。
さあ、あと72時間。
今年の中学3年生とともに、最後の一瞬まで走りきります。


