6月6.7.8日にインターハイ予選があります。
受験に似たゆるい緊張感があります。
そんな心の状態だから考えるのでしょうか。
【因果の道理】を考えてしまいます。
人の行いには、必ずそれに応じた結果がついてくる。
良いことをすれば良いことが返ってくるし、悪いことをすれば必ず何らかの形で返ってくる。
これは「善因善果・悪因悪果」と呼ばれ、昔から大切にされてきた考え方です。
そしてそれは、目に見える世界だけでなく、心の在り方にも関わっている。
たとえば、人に優しくしたとき、すぐに感謝の言葉が返ってこなかったとしても、その優しさは確実に自分の中に残り、やがて何かしらの形で実を結ぶ。(『業力(ごうりき)』と呼ぶそうです。)
一方で、誰かをだましたり、ごまかしたりしたことは、たとえ一時的に得をしたように見えても、いずれ自分自身を苦しめる結果になる。それが因果応報、つまり原因に応じた結果が生まれるという道理です。
『あれを見よ、深山の桜咲きにけり、真心尽くせ人知らずとも。』(日めくりカレンダーより)
山の奥深く、人の目に触れることもない場所で、それでも春が来ればきちんと咲く桜。
誰かに見られるために咲いているのではない。
ただ自分の季節が来たから、咲くべき時に咲いている。
誰かが見ているから頑張るのではなく、誰も見ていないからといって手を抜くのでもない。
ただ、自分自身がどう生きたいか、何を大切にしたいかに照らし合わせて行動していくことが大切なのだと思う。
山の奥深くでひっそりと咲く桜のように、静かに、しかし確かに真心を尽くして生きていきたい。